BLマンガの超シチュエーション特化型雑誌
“ 秒で分かるBL ”
こちらの雑誌では、現在5本の作品が連載中です。
第1話は無料で読めて、とても読み応えのある内容でしたので、各作品についてご紹介したいと思います!
『秒で分かるBL』とは?
2020年にビーボーイ編集部から創刊された、
シチュエーションに特化したBLマンガ雑誌。
1つのテーマに沿って複数の作品が掲載されるアンソロジー型の雑誌です。
第1弾のテーマは「心が読める」でした。
『歌舞伎町バッドトリップ』など、続編が決定した人気作品も!
第2弾のテーマは「人を愛したバケモノ」です!
「人外」「異種族間の愛」が好きな方には特に刺さるテーマとなっています。
周りと違う性質を持ち、孤独に生きる者たちの物語でもあります。
現在、5本の作品が連載中です。
現時点ではvol.5[第5話]まで配信されており、vol.1[第1話]はずっと無料!
私もvol.1を読みましたので、ネタバレ感想込みで掲載作品をご紹介したいと思います♪
『人を愛したバケモノ』執筆陣
ひじき
加藤スス
三日ミタ
さきしたせんむ
時羽兼成
(敬称略)
⚠️以下ネタバレにご注意下さい。
『人を愛したバケモノ』作品紹介
「愛しき人魚」ひじき
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— 秒で分かるBL編集部 (@bboc_omega) 2020年12月18日
🐟 愛しき人魚#ひじき 先生( @saitokinako)
ワケありインチキ霊媒師⊠人魚の呪いを受けた青年 pic.twitter.com/jhva1C2mpb
<あらすじ>
“人魚の骨の粉末”を口にした夫婦から生まれてきた海(うみ)。
生まれつき痣と黒い瞳を持つ彼は、両親からも「化け物」扱いされ、彫り師として孤独に生きていた。
彼の側にいるのは、魚の姿をした2匹の“妖(あやかし”だけ。
そんな海が、下級霊媒師として妖退治をしているミカギと出会う。
舞台は現代ではなく、時代モノで和風な作品。
受けの海は、淡々と仕事をする大人しい性格。
両親や周りの人間から気味悪がられて生きてきました。
海と一緒にいる妖2匹が可愛い!
“出目金”と“鯉”の姿をしていて喋ります。
俺様系とホンワカ系?
攻めのミカギは、ノリがちょっと軽くて胡散臭いんですが、カラッとした性格で良い人そうなんですよね。
ミカギは海の容姿を見て、「こんな美しい瞳は見たことねぇ」と褒めてくれたし、妖からも守ろうとしてくれたのです!
今までこんな経験をしたことがない海は、顔を真っ赤にして動揺します。
すでにラブの予感が!
閉ざされた海の心を、ミカギが開かせてくれるのでは…と期待ができる1話でした。
人と深く関わることに慣れていない海のウブな反応が可愛かったです♥︎
「いけにえもんぜんばらい」加藤スス
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— 秒で分かるBL編集部 (@bboc_omega) 2020年12月18日
🐍 いけにえもんぜんばらい#加藤スス 先生( @SS_katoh)
丁寧に暮らす蛇神⊠超努力家な生贄 pic.twitter.com/1hagRLZYBP
<あらすじ>
祀り神様の“生贄”として献上された渦巻七生(うずまきななお)。
しかし、七生の前に現れたのは目つきの悪い大男だった。
生贄として誇りを持つ七生が神様に会わせろとしつこく詰め寄ると、大男は恐ろしい大蛇へと姿を変えた。
大蛇は、すすんで生贄になろうとする無欲な七生の魂などマズそうで食欲が湧かない、と言う。
七生は、欲というものをおまえが教えてくれ、喰ってもらうまで帰らない、と宣言するのだった。
コミカルで楽しく読めそうな作品です!
受けの七生が、生贄になることに前向きで目を輝かせているのが面白い&可愛いです♥︎
そして、めちゃくちゃ顔が良くてキラッキラしてます。
攻めの大蛇は、ダウナーな雰囲気で俗っぽい神様。
カップ麺を食べたりネットしたりと、神様らしからぬ生活をしてします。
欲を教えてもらう…ってところがめっちゃニヤニヤポイントですね!
そして子供のように無垢な七生と接して、大蛇の心はどう変化していくのか。
あとは、大蛇の時の姿が「ガチ蛇」なので、その姿のまま……とかあるのかな〜?と…
異種姦大好きオタクとして、ちょっと期待が膨んだ作品でした!
「死神は殺せない」三日ミタ
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— 秒で分かるBL編集部 (@bboc_omega) 2020年12月18日
💀 死神は殺せない#三日ミタ 先生( @3kka_3ta )
冷静沈着なエリート死神⊠幼い時死神に救われた男 pic.twitter.com/Vh9S0sq66r
<あらすじ>
瑛士(えいじ)は幼少時代に意識不明になった時から、自分にまとわりつくような黒い影の存在を感じるようになった。
危険な目にあう度に自分の前に現れ、守ってくれる黒い影。
大人になり、その影を感じながら自慰をするようになっていた。
「会いたい」と思うようになった瑛士は、ベランダから飛び降りる素振りをして、黒い影を呼び出すことに成功した。
黒い影の正体は、「ケイレブ」という名の“死神”だった。
攻めの死神さん、クール&美形でめちゃくちゃ素敵なキャラでした…!!
受けの瑛士が無茶な事をすると、(やれやれ…)といった感じで頭を抱えていたのがとても良かったです。
あと、瑛士のことを「君」呼びなのがめっちゃ萌えました♥︎
マスク姿も格好良いので必見です。
瑛士が、「もしかしてケイレブに今までのオ○ニーを見られていたのでは!?」と気付き赤面するところで1話は終了。
ダークな世界観で切ないストーリーになりそうな予感はします。
それと同時に、死神ケイレブと瑛士の可愛らしいやり取りに萌えられそうな作品でした♥︎
ケイレブさん、良い攻めの予感がしてめっちゃ好きです(2回目)。
「アンデッドパピー」さきしたせんむ
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— 秒で分かるBL編集部 (@bboc_omega) 2020年12月18日
🍷アンデッドパピー
♯さきしたせんむ 先生( @sakisitasenmu)
愛が重い養子⊠吸血鬼の義父 pic.twitter.com/JwHw91o0mU
<あらすじ>
少年兵のヨハンを拾って育てた、人間好きの変わり者・吸血鬼ミハイル。
2人は長年、親子として暮らしてきた。
ヨハンはミハイルに自らの血を与えている。
ミハイルは父親として、ヨハンに人間の女の子と普通の家庭を築いてもらいたいと願う。
ところが、ヨハンはミハイルを押し倒し「抱かせろ」と迫ったのだ。
美麗な作画が『吸血鬼』というテーマにすごくマッチしてるんですよね!
加えて、コミカルな描写も多くて、2人のやり取りが微笑ましくて可愛いです♥︎
受けのミハイルは、明るくおっとりとした性格の可愛いパパです。
攻めのヨハンはクール系ですが、言動からミハイルへの愛がバンバン伝わってきます。
血は繋がっていませんが、子×父というカップリングですね。
ミハイルは吸血鬼で500年生きているので、年齢差もかなりあります。
お互い相手に向ける「愛」の形にはまだ違いがあるようですが、ヨハンの愛にミハイルがどう応えていくのか。
関係性の変化に注目したいです!
吸血シーンがえっちでした♥︎
「かいじゅう」時羽兼成
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— 秒で分かるBL編集部 (@bboc_omega) 2020年12月18日
🔥 かいじゅう#時羽兼成 先生( @tkh_knnr)
一家心中の生き残り⊠天涯孤独の人情ヤクザ pic.twitter.com/WqDnMmBDRX
<あらすじ>
ヤクザの曽母(そも)が取り立てを行った夫婦は、火事で家ごと燃えてしまった。
現場で拾った鞄からは、火傷を負った少年が出てきた。
時は経ち数年後、ゴミ捨て場で凶暴な青年と出くわす。
その顔には見覚えのある火傷の痕が。
彼はあの時の子供だった。
曽母は獣のような彼の姿を見て、自分のせいで親を亡くした彼に“償え”という運命なのだと感じ、その青年を事務所に連れ帰ることにした。
その青年は「城(じょう)」と名乗った。
こちらの作品は「人外」ではなさそうです。
ツイートを見て知ったんですが、ヤクザ受けですね…!
ちょっと意外でした。
攻めの城は、火事の現場から連れ出された後、治療して施設へ入った、との事ですが。
壮絶な生い立ちの中で心を閉ざしてしまったようですね…。
警戒心剥き出しで、手負いの野生動物みたいです。
受けの曽母は人情系のヤクザで、彼も天涯孤独のようです。
そんな2人がどのように接していくのか。
城が過去の事を知ってしまったりするのかとか。
人間ドラマとして先のストーリーが気になる感じです…!
『人を愛したバケモノ』まとめ
5作品すべて異なる作風で、コミカルな話からシリアスな話まで楽しめて、すごく読み応えがありました!
人外や化け物というジャンルは、個人的には大大大好きです。
姿形も価値観も異なる者同士が心を通わせていく過程が、たまりません…!
また、その性質や生い立ちから孤独に生きてきたキャラクターが、攻めor受けと関わることによって、世界が広がり心の傷が癒されていくという“救いのお話”でもあると思います。
あるいは、お互いに相手だけが唯一無二の絶対的な存在で「2人きりで生きていく」という共依存の関係性だとしても、たまらないです。
第2話以降も配信中で、どのように完結するのか気になる作品ばかりです。
まだ読んでないよという方は、
vol.1はずっと無料ですので是非ご覧になってみて下さい♪
第1弾『心が読める』コミックス紹介
第1弾「心が読める」の各作品は、コミックスが発売されています。
vol.1、vol.2はずっと無料♪
関連リンク
▼『秒で分かるBL』公式HPのリンクです。